イースターの季節のパリのお花屋さん [旅の話]
以前、3月にパリを訪れたときに撮影した写真です。ちょうど復活祭のシーズンで、パリのお花屋さんのショーウインドウもイースターっぽく、黄色の花や卵などが楽しく個性的に飾られていました。記憶が定かではないのですが、確かオペラ座に近いお花屋さんだったと思います。
クマ笹みたいにも見えますが、ナルコランの葉でしょうか?茎を束ねて絡めて花器のように見せています。黄色い液体が入ったコップが幾つも並べられているのもオモシロイ♪
ディスプレーに鳥の羽が使われています。手前のブーケたちもちょっと個性的。
ジョウロがたくさんの可愛いディスプレー♪ 提灯が飾られていますが、単なる日本ブーム!?
バイモユリが試験管のようなガラスに活けられていて面白いですネ。バイモユリは小さくて楚々として野の花っぽくて、大好きな花の一つです。手前のヒヨコちゃんたちも何だか可愛い~
早春のパリを散歩中に偶然出逢ったお花屋さんの個性的で楽しい飾りつけ。足をとめて眺めながら時を過ごすのもとっても楽しいものです。
ネス湖 [旅の話]
「世界の車窓から」では、今、英国・ハイランドの旅を放送しています。どこか淋しげな車窓からの景色を見て、懐かしい気持ちでいっぱいになりました。
まだデジカメもパソコンも今ほど普及していなかった頃(いつ 笑!?)、英国を鉄道で縦断するという壮大な(?)計画を突然思いついた私は、一人英国に渡り、ロンドンの友人宅を拠点にその計画を実行に移しました。トーマス・クックの時刻表を片手にまず英国最西端のランズエンドへ向かい、そこからイングランドやウェールズを経て、スコットランド、ハイランド地方、そして、ヘブリデス諸島まで一人で旅をしました。今でいう鉄子ですね(笑)。
これは、ネス湖へ行ったときの写真(普通のカメラで撮影したもの)。5月のスコットランドはまだまだ寒く、一日のうちに四季があるようなお天気。そして、その季節、インバネスは深夜12時くらいまで薄明るい感じだったと記憶しています。当時の日記を読み返すと、ハイランドを旅して感動したことがたくさん書き綴られています。この日記は私の宝物。
ネス湖とアークハート城。ネッシーが出そうな雰囲気。ハリエニシダの黄色い花が沢山咲いていました。
昔のわたくし@アークハート城
インバネスキャッスルからの眺め。このときの昔のわたくしは、どうもここで教会の鐘の音を聴きながらこの景色を眺め、暫したたずんでいたようです(日記より)。
あの頃の旅で経験したこと、見たもの一つ一つが今の自分の一部を支えている、ふとそんな風に思うことがあります。あんなに遠くまで、また行くことはあるのだろうか・・・。またどこか旅に出たいな・・・と思う今日この頃です。
Pont des Arts ポンデザール(芸術橋) [旅の話]
今日はいつもにも増して「奇妙奇天烈摩訶不思議度」の高い一日でした。そこで、「奇妙奇天烈な人々」と「奇妙奇天烈な出来事」を忘却の彼方に押しやるべく、過去の楽しかった旅を振り返り、気分を正常値に戻すことにしました(笑)!?
私の大好きな橋。パリのセーヌ川に架かるポンデザール。人間専用の橋です。何度も何度も渡りました。これは、以前、春にパリを旅したときに撮影した写真です。
この橋を渡った向こうは左岸。確かこの橋を渡ってしばらく歩いた所に、歴代大統領のモノクロ写真が飾られた写真館があったのを思い出しました。私が歴代大統領の写真を熱心に見ていると、フランス人の老夫婦のおばあちゃまの方が近づいてきて、「シャルル・ド・ゴール、ジョルジュ・ポンピドゥー、ヴァレリー・ジスカールデスタン、フランソワ・ミッテラン、ジャック・シラク」と一つ一つ説明してくれました。私が大統領の名前を復唱すると発音まで優しく直して下さいました。見ず知らずのフランスの方との思いがけない小さな小さな交流。とても楽しかった思い出の一つです。
向こうの建物は、歴史あるフランス学士院↓
春の日差しをいっぱい浴びたポンデザール。季節によって違う表情を見せてくれるはずです。また散歩がてらふらっと渡ってみたいなと思う今日この頃です。
~ドライフラワー 風のリボン~