パリを歩く-モンマルトル④- [2013年12月パリ旅行]
久しぶりの更新。昨年末のパリの思い出がだんだん遠くなります。今年はPCの買い替え等、色々と出費が重なることが予想されますので、パリには行けないかもしれませんが、楽しい日々を思い出しつつ更新です^^
昨年末のパリ滞在中、モンマルトル墓地を散策しました。
16年ぶりのモンマルトル墓地。墓地の入り口がわからず、ウロウロ。通りかかった上品なマダムに墓地の入り口近くまで案内して頂きました。日本人だとわかると、何だかとっても親切にして下さったような気がします。道々、色々話しながら、別れ際にはポンと肩をたたかれて、「パリでのホリデーを楽しんでね♪」と言われて、とっても嬉しい気分になりました。
旅先での親切はいつも以上に心に沁みるものです。
墓地で写真を撮るのは気がひける感じですが、皆さん結構バシバシ撮っていらっしゃいました。
で、せっかくなので、スモモちゃんも記念撮影(笑)。
道が向こうにまっすぐ続いていて、両脇にお墓があります。
墓地の区画を示す表示板が立っていています。
墓地の入り口には、氏名と地図の番号から目的の墓標を探せる表示板もありました。
パリの青空の下、静かに眠る人々・・・
有名な方々も多く眠っています。
前回来たときは、「赤と黒」の作者・スタンダールと作曲家・ベルリオーズのお墓を見つけましたが、
今回もまた二人のお墓に再会(?)しました。
小鳥さんのこんなカワイイ可愛い飾り(?)付きのお墓もありました。
そうそう、故人が元気な頃の大きなカラー写真を何か石のようなものにプリントして飾ってあるお墓もあり、少しビックリしました@@
霊廟のような立派なお墓。猫さんが入り口に寄り添っていました。人が通っても全く動じません。
すごく栄養状態の良い猫さんでした(笑)。ちょっと絵になる光景でしたので、パチリ
ここには、日本人画家の荻須高徳氏も眠っているそうですが、墓地を散策中、他の日本の方のお墓を見つけました。新しい墓石でした。帰国後、お名前から検索してみたのですが、手かがりは得られませんでした。
その方の黒い真新しい墓石には、「桜花 ちりても永久に 美しき」という俳句が刻まれていました。
その句を目にして、何だか涙が溢れてきそうになりました。日本を離れて遠くモンマルトル墓地に眠る覚悟を決めた方、ここパリでどんな人生を送られた人なのでしょう・・・どこのどなたかは存じ上げませんが、暫く静かに手を合わせてご冥福をお祈りさせて頂きました。
この日もパリの空は、どこまでもどこまでも広く続いていました