ネス湖 [旅の話]
「世界の車窓から」では、今、英国・ハイランドの旅を放送しています。どこか淋しげな車窓からの景色を見て、懐かしい気持ちでいっぱいになりました。
まだデジカメもパソコンも今ほど普及していなかった頃(いつ 笑!?)、英国を鉄道で縦断するという壮大な(?)計画を突然思いついた私は、一人英国に渡り、ロンドンの友人宅を拠点にその計画を実行に移しました。トーマス・クックの時刻表を片手にまず英国最西端のランズエンドへ向かい、そこからイングランドやウェールズを経て、スコットランド、ハイランド地方、そして、ヘブリデス諸島まで一人で旅をしました。今でいう鉄子ですね(笑)。
これは、ネス湖へ行ったときの写真(普通のカメラで撮影したもの)。5月のスコットランドはまだまだ寒く、一日のうちに四季があるようなお天気。そして、その季節、インバネスは深夜12時くらいまで薄明るい感じだったと記憶しています。当時の日記を読み返すと、ハイランドを旅して感動したことがたくさん書き綴られています。この日記は私の宝物。
ネス湖とアークハート城。ネッシーが出そうな雰囲気。ハリエニシダの黄色い花が沢山咲いていました。
昔のわたくし@アークハート城
インバネスキャッスルからの眺め。このときの昔のわたくしは、どうもここで教会の鐘の音を聴きながらこの景色を眺め、暫したたずんでいたようです(日記より)。
あの頃の旅で経験したこと、見たもの一つ一つが今の自分の一部を支えている、ふとそんな風に思うことがあります。あんなに遠くまで、また行くことはあるのだろうか・・・。またどこか旅に出たいな・・・と思う今日この頃です。
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